Reach for the stars プロジェクトL'Arc

はじめに †

2023/08/24の2.5thアニバーサリーに合わせて実装された第6の育成シナリオ。公式サイトのシナリオ紹介ページはこちら。
初心者向けのゲームの大まかな流れは序盤の進め方、細かいシステムの説明は育成の基礎知識へどうぞ。

このシナリオを進める場合、進化スキルの進化条件にシナリオ専用の進化条件が設定される。
条件は全員共通で

• 覚醒レベル３で解放されるレアスキル
  「日本ダービー勝利」または「ファン期待度100％」
• 覚醒レベル５で解放されるレアスキル
  「凱旋門賞勝利」または「海外適性20個獲得」

どんな目的の育成に向いているか？ †

• 一言で言えばチムレ・チャンミ問わず対戦キャラ育成特化。
  シナリオギミックで出来る特殊トレーニングを繰り返すことでファン数を増やせる上に、目標レースでも育成時限定で芝・中距離適性をAに引き上げることが出来る。トレーニングを最小限にしてレースに出走し続けるクライマックスシナリオとは真逆に、目標外レースには全く出ずにひたすらトレーニングをしているだけで攻略が可能。
  これまで目標レース出走等で「育てたいレギュレーション以外の適性も上げて出走しないと育成が進められない」という課題も一切無視して遊ぶことが可能なので、適性GやFのウマ娘を魔改造する敷居も低くなっている。
  • 公式でシナリオ紹介時は芝・中距離Gのハルウララがボーナスをもらって適性Aになってレースに出走してる映像が公開された。有馬チャレンジならぬ凱旋門チャレンジ
    ダートや短距離ウマ娘はファン数稼ぎのために芝や他の距離の因子も必要だった点に悩まされていたのでこの敷居がグッと下がったのは朗報。スプリンター育成も想定してか、各種補正の中でもスタミナの補正が大きいのも有難い。
    • とはいえ、目標レースに出走してくるライバルの能力が凄まじいので、シナリオ攻略のためにはある程度対象レース（芝・中距離）に特化したスキルを取得することが求められる。このため、短距離～マイルやダート型適性のウマ娘にとっては、本来の適性に対応したスキルの取得幅が狭いという意味で多少窮屈な思いをしながらの育成になることは避けられない。基本的には芝の中～長距離を得意とするウマ娘の育成に向いたシナリオと言えるだろう。後ハルウララの固有二つ名獲得目的。
  • ストーリー内で勝手にファン数が増えて目標レースの出走条件を満たすので、メイクデビューから日本ダービーに直行しそのまま海外遠征というトンデモなローテが繰り広げられることになる（途中でVRウマレーターでの公開模擬レースが行われているが）。重賞の出走条件がファン数のみに一本化されているウマ娘だからこその展開である。とはいえ、あくまで目標レースに出走するための最低限を確保するためなので、ファン数を参照する固有二つ名獲得には微妙なところ。
  • ただし、メイクデビュー以外の目標レースがほぼ芝・中距離で統一されている都合上、育成中はダート専用スキルや中距離以外の距離指定スキルの恩恵を受ける事が出来ない点に注意。中でも凱旋門賞（特にクラシック級）はステータスだけで突破するのは困難を極めるため、できれば条件指定なしのスキルや脚質指定のスキルを優先して確保しておきたい。
• シナリオがシニア級10月前半で終了するが、適切に進めると従来のシナリオより育成にかける時間が少し短縮しつつもトレーニングによるステータス上昇幅が凄まじいことになる。メインミッションの追加内容を見ればわかる通り、しっかり育てて上振れすればUD帯にすら届くウマ娘が出来上がる。
  • レース勝利時にもボーナスイベントは起きるようなので、レース中心の場合どうなるかは要検証。
• 一方でクラシック・シニア7月前半～10月前半は普段のレースに出走不可、シニア10月後半以降はそもそも存在しない。もとよりトレーニングのステータス上昇量が並外れている為大逃げ取得等の目的でもなければ出走する意味が薄い。その為レイやマニーなどのリソース集めやGⅠ補正による因子要員の育成にはまるで向いていない。おまけに38名のウマ娘は条件となるレースが該当区間や本シナリオの目標レースと被っているため固有二つ名が獲得不可能(例：ナカヤマフェスタのシニア級ジャパンカップ、サトノダイヤモンド及びマンハッタンカフェのシニア級有馬記念など)。
  ロンシャンレース場向けのスキル獲得などの目的が無ければ基本的には因子要員はこれまで通りクライマックスなどの別シナリオで育てた方がいい。
  • 一方で、海外適性によるステータスのバフや目覚まし時計により道中のGⅠレースを落とす事故が減る事、他シナリオより高い能力値での育成完走により☆3青因子を比較的出しやすいといったメリットもある。
    特にスプリンターやダートを主戦場とするウマ娘は芝・中距離補正を他に回し、狙う赤因子の確率を上げながら芝GⅠで相性値を高める…といったことも狙える。
    得られる因子もスピード＋コーナー巧者○の「L'arcの希望」、スキルポイント＋下り坂巧者ヒントを得られる「凱旋門賞連覇の夢」等個性的なものが並ぶ。克服した海外適性がそのまま白因子として追加される可能性もある為、極まったレベルであれば他シナリオと遜色ないレベルの白因子を集めながらの凱旋門賞連覇も狙える。
    ただしGⅠ補正の乏しさにより相性◎にしやすいウマ娘を作る場合は凱旋門賞勝利との両立が難しい点は留意されたし。

シナリオ登場キャラクター †

シナリオリンクキャラクター †

• 佐岳メイ
• ゴールドシップ
• エルコンドルパサー
• マンハッタンカフェ
• ナカヤマフェスタ
• サトノダイヤモンド
• シリウスシンボリ
• タップダンスシチー
• オルフェーヴル(2024/02/24のアップデートで追加)

編成ルール †

この育成シナリオでは全てのサポートカードを編成可能。

基礎能力上限 †

シナリオ毎に基礎能力上限が設定されており、因子継承などで更に上限値を上げることができる。

育成目標 †

本シナリオはウマ娘個別の育成目標が無く、全ウマ娘共通で以下の育成目標になる。また、目覚まし時計によるコンティニューは目標範囲内でも1着でない場合コンティニュー可能で、回数はクライマックスシナリオと同じ5回。
以前までのシナリオと異なり、シニア10月前半の凱旋門賞を終えると育成終了する。

育成ギミック †

サポートウマ娘 †

本シナリオではサポートカードに編成しなかったウマ娘もランダムで各トレーニングに参加する。
絆ゲージやヒントは持たないが、後述のスターゲージは持っている。
（アオハル杯シナリオにおけるアオハルゲージのようなもの）

スターゲージ †

各サポートウマ娘に設定されているゲージ。
0～3の段階があり、3で最大。
通常のトレーニングを行うと、参加したサポートウマ娘全員のゲージが1ずつ増える。
友情トレーニングのときは、友情が1人なら2ずつ、2人以上なら最大まで増える。
最大になると、後述のSSマッチに参加するようになる。
SSマッチ参加後はまた0に戻る。
（ゲージ最大が6人以上いた場合、SSマッチに参加しなかったウマ娘のゲージは3のまま）
また、サポートウマ娘が出走するレースに勝っても、一緒に出走したサポートウマ娘のゲージが1ずつ増える。

SSマッチ †

いわば6種類目のトレーニング。
体力消費、失敗率はどちらも無し。ただし、体力が低すぎると勝率が下がるので気をつけよう。
スターゲージが最大のウマ娘が1人でもいれば実行可能、最大5人までの同時トレーニングとなる。
行なうとすべてのステータスが上がり、サポーターptを獲得できる。また、海外適性pt、スキルのヒントなど、さまざまな特殊効果が獲得できる。
なお、ゴールドシップはLv1で「愛嬌○」を、エルコンドルパサーはどこかのレベルで「練習上手○」というグッドコンディションを獲得できる(ゴールドシップやエルコンドルパサーで育成している場合は、他のウマ娘が代理で担当。また、先に「愛嬌○」や「練習上手○」を獲得した場合、別の効果に変わる)。
参加人数が最大の5人の場合、低確率でより強力なSSSマッチが発生することがある。
SSSマッチの発生率はSSマッチの累計参加人数で決まり、8人以上で100％となる。この確率上昇はSSSマッチを発生させるとリセットされる。
SSSマッチになるかどうかは参加人数が5人以上になった時点で確定し、SSマッチをせずにターンを進めても変わることは無い。

起こりうる効果は以下の通り(効果量は1人当たりの値)。

• ステータス獲得
• スキルPt獲得(+20)
• スキルヒント獲得
• 適性Pt獲得(+50)
• 体力回復(+20)
• やる気アップ(+1)&体力回復(+20)
• 体力最大値アップ(+4)&体力回復(+20)
• スターゲージ獲得(+3)

なお、SSマッチは全ステータスを成長させられる効率のよいトレーニングではあるが、逆に個々のステータスの伸びはそれほど期待できない。
爆発力のある友情トレーニングが同時に発生している場合は、そちらを優先した方が結果的にステータスの伸びが良くなることも多い点に注意。

サポーターpt †

海外挑戦するプロジェクトへのファンからの期待を数値化したもの。
SSマッチ、重賞レースでの入着、L'Arc代表交流戦で獲得できる。
溜まるごとに期待度ゲージが上昇し、トレーニング効果アップの効果が付く。
また一定量ごとにイベントが発生し、ステータス、トレーニングLv、ファン数が上がる。
たいていこのイベントで稼げるファン人数のみで目標レース出走条件は満たせるので、目標外レースに出走する価値は低い。

海外適性pt †

育成ウマ娘の海外適性Lvを上げるときに消費する。
SSマッチや海外のレースなどで獲得できる。

海外適性 †

海外レースにおいて、育成ウマ娘が克服するべき課題を表したもの。
一定条件を満たし海外適性ptを消費することで、適性Lvが上がる。
適性Lvが上がると、海外レースが有利になる効果やトレーニング効果を上げる各種サポート効果を獲得できる。
シナリオを進める上での要になるシステム。
10種類の項目があり、そのうちの9つは海外で勝利するために必須になる。
Lv1は、各項目で設定された条件を達成すれば自動的に獲得する。以降は適性ポイントを消費してレベルを上げることができる。
特に各項目のLv2は課題を克服するために必要。
「課題」とは、言わば海外レース専用のバッドコンディション。克服していない課題があるとステータスがかなり下がる。例えそれが1つでもかなり強烈。
ただし克服さえできれば、逆にステータスがモリモリ上がる。このバフ効果は国内レースでも有効になる。

海外遠征 †

他シナリオにおける夏合宿の代わりとなるもの。
期間はクラシック、シニアの7月前半～10月前半。
全てのトレーニングがLv5扱いになり、休憩とお出かけが一体化するのは夏合宿と同じ。
主な違いは
・トレーニングで海外適性ポイントも獲得できるようになる
・「お休み&お出かけ」時の体力回復量が50、適性Ptも100獲得できる(バッドコンディションも回復できる？要検証)
・海外適性により、トレーニングの効果を強化することが出来る
・目標外レースへの出走は出来ない
また、期間中はスターゲージが溜まらず、SSマッチも出来ない。
クラシック級であれば遠征終了後にスターゲージが復活するが、シニア級は凱旋門賞を終えるとそのまま育成終了となるので、6月前半終了時点で未使用のスターゲージは消滅することになる。
海外にいる都合からか、友人・グループサポートカードのイベントは特殊なものになる。

L'Arc代表交流戦 †

ロンシャンレース場をシミュレートした模擬レース。
海外適性Lvに応じたバフ、デバフ効果も適用される。
全4回開催。
出走後イベントでステータス、スキルpt、ファン数、サポーターpt、海外適性ptを獲得。

佐岳メイ †

友人サポートカード「佐岳メイ」(R、SSR)を編成した場合、3ターン目からトレーニングに参加。
確率で発生する練習後イベントではランダム（？）で5人のスターゲージを1ずつアップさせてくれる。
海外遠征期間中はスターゲージの代わりに海外適性pt、ステータス、スキルptが貰える(これも確率)。

シナリオレース †

強制出走となるレースは4回のL'Arc交流戦、日本ダービー、ニエル賞、宝塚記念、フォワ賞、そして2回の凱旋門賞。
全て芝・中距離、宝塚記念以外は2400mである。
なお、ダービーと宝塚記念以外は全てシナリオギミックの課題克服をしていないと弱体化が発生する。
また、交流戦の2回目以降を勝利すると固有スキルのレベルアップが発生する。

ちなみに専用シナリオで進行する本シナリオだが、実は大逃げの取得が可能。
取得できるのはウマ娘シナリオで大逃げが獲得可能なウマ娘に限られるものの、大逃げを育成したい場合に新シナリオが遊べない、といった事態にならないようになっている。
トリガーはジャパンカップ(クラシック級)。これに勝利しておく事で宝塚記念勝利後に大逃げのヒントが発生する。
目標外レースなので、大逃げウマ娘を育成したい場合は忘れずに出走登録しておこう。

メインシナリオイベント †

• 専用シナリオで進行していく関係上、勝負服とランダム発生以外の育成ウマ娘イベントは発生しない。
• 一部勝負服のウマ娘に存在している発生時期固定のイベントだが、時期によっては整合性が取れなくなったり、そもそも発生する時期になる前に育成が終了するイベントもある。
  • そういったイベントを持つ勝負服のウマ娘は（上記に該当していないものも含め）すべての勝負服イベントが本シナリオ専用の代替シナリオに差し替えられる。
    この場合イベントは基本的に時期固定となり、選択肢が発生するイベントの場合はこのシナリオ固有の選択肢になる（選択肢の位置と上昇ステータスは差し替えられたイベントと共通）。
    • 該当するのは［波間のエメラルド］サイレンススズカ（勝負服イベントの一部が夏合宿中の出来事の為、フランスに遠征する本シナリオでは辻褄が合わない）や［日之本一の総大将］スペシャルウィーク（シニア12月に固定イベントがあるが本シナリオだとその前に育成が終了してしまう）など。
      EDIT

シナリオレコード †

従来のシナリオよりも評価点が伸びやすくなっているためか、レコード報酬も増えている。

小ネタ †

• 遠征メンバーが4人となっているのは2022年の凱旋門賞からと思われる。
  • この年はタイトルホルダー、ドウデュース、ディープボンド、ステイフーリッシュの4頭という過去最大数の頭数が出走した。

• シナリオイベント「高まる展望」にはインタビュー相手として「ハットを被った男性」が登場する。
  • このイベントのみの描写であるものの、矢作芳人調教師を意識して登場させた可能性がある。同氏管理馬は海外遠征を積極的に行っており、海外中継では専ら帽子をかぶっていることで有名。前述のステイフーリッシュも管理馬の一頭。
    21年11月にはラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌが日本管理馬として初めて米国Ｇ１競走の祭典ブリーダーズカップの開催レースを制し、23年2月には逃げ馬パンサラッサがサウジカップを勝利した。
• ナカヤマフェスタを「With」で選択したり育成対象とした場合に発生する専用イベントの内容は個別シナリオの出来事を描いている。そのため当該イベントは個別シナリオ～個別EDのミッシングリンク的な内容と解釈できる。
  よりストーリーを味わいたい場合は、先に別シナリオでナカヤマの個別シナリオを経験してから選択肢を選んだり育成したりする事を推奨する。

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