最終更新日時:2025-05-05 (月) 12:51:14

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基本情報 Edit Edit

制服プロフィール
キングヘイロー.png名前キングヘイロー
CV佐伯伊織
キャッチコピー高飛車お嬢様。
そのプライドは空より高く!
学年中等部
所属寮栗東寮
誕生日4月28日
身長159cm
体重完璧
スリーサイズB85・W60・H85
自己紹介
おーっほっほ!私の名前はキングヘイロー。
一流のウマ娘として最高の結果を残すわ!
…この私の才能を世界中に示すためにもね!

他立ち絵 Edit Edit

詳細情報 Edit Edit

  • 寮の同室はハルウララ*1
  • 取り巻きのウマ娘が何人かいるらしく、『キングコール』なるものを一緒に披露している。
  • 母親は現役時代にキングを身篭った模様。
  • 「距離を選ばず何度負けても走り続けた」「血統から来る期待と実績のギャップに苦しんだ」という史実から、同期や似た経緯を持つウマ娘のシナリオのキーマンとして出てくる機会が多い。誰が呼んだか「他人のシナリオで株を上げる女」
    • セイウンスカイ:血統と実績が対極に位置する同期であり、互いに意識する関係となる。
    • アグネスデジタル:方向性こそ違うが「戦場を選ばず走り回る」という繋がり。
    • カワカミプリンセス:史実の親子だけありオープニングイベントから登場。カワカミにとってはプリファイと並んで「自分の求める理想」の体現者。
    • ハルウララ:ルームメイトなせいかホーム画面上などのサブイベント関連での絡みが中心。「連敗続きでも走り続けた」「史実の馬は気紛れな気性難」などの共通点からの設定と思われるが、ウマ娘としては危なっかしいウララの面倒を見るおかんポジションと化している。

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ボイス Edit Edit

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ヒミツ Edit Edit

  • キングヘイローのヒミツ①
    実は、当たるまでくじを引き続け、
    お財布を空っぽにしたことがある。
  • キングヘイローのヒミツ②
    実は、ドラマを見る時は
    つい独り言でツッコミを入れてしまう。

アニメ Edit Edit

98世代を中心としたストーリーである、1stシーズンにて登場。
ちなみにこのキングヘイロー。当初はウマ娘化の予定がなかった馬である。
しかし1期アニメで主人公スペシャルウィークを含む98年世代を描くにあたって、同世代のライバルとして不可欠な存在として、アニメ版プロデューサー*2からの掛け合いによってウマ娘化が実現したとのこと。
後述の史実通りクラシックの頃を中心に主人公のスペシャルウィークと共にG1レースへ出走している事もあり、特に98年日本ダービーの暴走は思いっきり蒸し返された。
中盤までのレースではラストスパートやゴールシーンにしょっちゅう映っている他、終盤ではジャパンカップ出走前に他の98世代組らと共にスペシャルウィークの控室へ激励に来るなどの形で登場している。
ただ、他の98世代組に比べると魅せ場は少な目。主人公のスペシャルウィークは勿論のこと、他のメンツはスペシャルウィークを討ち負かしたり明確に強キャラとしての魅せ場が与えられたが、キングは勝利フラグが立ったスペシャルウィーク相手に食らいつくが負ける、という扱いが殆ど。元ネタを知らない視聴者にとっては「名前は出てるし序盤から終盤まで登場頻度も多くて妙に印象に残る、モブというには妙に目立っているキャラ」といったイメージだろうか。1stシーズンが2クールでじっくり展開されていたら日常シーンなどを含めて出番があったかもしれない。
ちょい役ばかりで特筆した活躍はしてないが、やたらとカメラ内に食らいつくあたり史実通りというかなんと言うか……。

だがこの時に許可を貰った事によりアプリ版ローンチ実装メンバーとしてシナリオが作れた、と考えるとこの時のプロデューサーの判断は決して間違っていなかったと言えるだろう。

因みにソロ曲「Exercise the Right」が2022年3月発売の「WINNING LIVE 03」で収録されたのだがアニメ1stシーズンは2018年4月から。なんと表立った登場から4年越しでのソロ楽曲発表となった。元々キャラクター原案・企画が遅かったという事を差し引いても圧倒的に遅い。この遅咲きも史実再現とでもいうのか
ただ、アプリ版リリースから1年経って多くのユーザからのキャラの再評価が進んだ後の楽曲発表であり、いろんな意味でキングらしい出し方と言える。

元ネタ Edit Edit

2000年 高松宮記念
その馬は、10度の敗北を超えて血統を証明した。
敗れても、敗れても、敗れても、絶対に首を下げなかった。
緑のメンコ、不屈の塊。その馬の名は…
(2012年JRA高松宮記念CMより)

1995年生。主な勝鞍は高松宮記念など。
父ダンシングブレーヴ(後に本馬モチーフと思われるリガントーナが凱旋門シナリオに登場) 母グッバイヘイロー 母父ヘイローという血統。
「勇者」の名を持つ父は、豪華メンバーの揃った*3世界最高峰レース凱旋門賞を圧巻の走りで制するなど、『80年代欧州最強馬』の呼び声高い超名馬。
母もアメリカでオークスを始めGI7勝を挙げた名牝であり、それらの子である当馬は、はっきり言ってしまえば日本で走るのが場違いなほどの超良血馬だった。
何故そんな場違いが実現したのかというと、父ダンシングブレ―ヴが不治の難病であるマリー病を発症してしまい管理が困難になった事、そして初年度の産駒の成績が奮わなかった事によって当時彼を管理していた牧場が売却を検討したため。これを嗅ぎ付けたJRAがダンシングブレーヴを購入したのだが、それからまもなくマリー病発症以降のダンシングブレーヴ産駒が活躍し始めたため、このわずかな期間で起きた奇跡的な運命の噛み合いにより起こった状況である。

こんな両親から生まれたキングは当然のように資質も期待された。
鞍上に悲運の天才騎手・福永洋一の息子で、前年のデビューイヤーに新人賞を獲得した福永祐一を背にデビュー。
人馬共に他の追随を許さぬ実績と悲運を併せ持つ父から生まれたこのコンビは、順調に3連勝で重賞を制覇。その未来を誰もが羨んだ。

しかしそんなキングヘイローに挫折が訪れる。
後に「黄金世代」とも呼ばれるこの時代の日本競馬は、とにかく層が厚かった。
クラシックの主役となったスペシャルウィークセイウンスカイは言うに及ばす、当時クラシックに出場できなかった外国産馬組にはエルコンドルパサーグラスワンダーが、比較的キングが得意としたマイルにはグラスワンダーと互角に渡り合うエアジハードが、さらに短距離路線はおろかダート路線にまでそれぞれ有力なメンバーが揃っており、どこを見てもハイレベルなレースが楽しめた。

キングヘイローは、そういった同世代のライバルたちに悉く負け続けた。
クラシック戦線ではダービーで大暴走したりスペちゃんやスカイさんに及ばず。翌年は中長距離からマイル中心へ路線変更し久々の重賞勝利を得るも、GIでは敗戦続き。
5歳初戦ではダートのフェブラリーSに出走し、血統背景から一番人気に推されるも、当馬は全くダートに適性がなかったのか13着に惨敗。
気づけばGI競走10連敗を喫していた。

特にダート初挑戦のぶっつけとなったフェブラリーSへの出走と惨敗は、大いに非難を集めることになった。しかしキングヘイローの資質を信じた陣営は、あくまで同馬のGI制覇に拘った。
そして主戦は福永祐一からベテランの柴田善臣へと代わり、そんな中迎えた高松宮記念
道中やや後方に控えたキングヘイローは、TV中継の実況で名前を呼んでもらえないという屈辱を味わいながら、直線大外一気の凄まじい末脚を見せて、前で粘る各馬をまとめて切り捨て、ついにGIタイトルを獲得する。
負け続けても決して諦めず夢を追い続ける、ウマ娘キングヘイローの不屈の精神は、このあたり(あとJRAのCM)から来ている。

その後のレースではあまり見せ場を作れなかったが、引退レースとなる年末の有馬記念
この年の中長距離路線はテイエムオペラオーが席巻し、最終戦となるこのレースには年間無敗古馬王道路線完全制覇という空前絶後の大記録がかかっていた。
出走した各馬はこの記録を何とか阻止しようと同馬を徹底的にマーク、対テイエムオペラオー絶対包囲網を敷いて超スローペースで展開。
一方、キングヘイローはこの包囲網には加わらず、ポジションを完全に奪われ後方に下がるしかなかったオペラオーより、さら後ろからマイペースにレースを進めると、メンバー最速の上りタイムを叩き出し、後方から直線だけで4着に突っ込むという大健闘を見せる。(1着オペラオー 2着メイショウドトウ)
他の馬がオペラオーに意識が向きがちだったことからキングが自分のペースで気分よく走れたというのも大きな要因の一つだが、完全に適性距離外のレースかつスローペースに不利な後方からの入着であり、勝った高松宮記念よりこの有馬記念をキングヘイローのベストレースに推すファンもいる。

このレースを以ってキングヘイローは引退し、種牡馬入りすることに。

  • 非常に優秀な血統背景ながら、GIが1勝だけという実績から種付け料は格安に設定され、かなりの繁殖牝馬を集めた。
    活躍馬も出し、中でも2003年産のカワカミプリンセスがオークスを無敗で制して、父の果たせなかったクラシック競走制覇を成し遂げている。
    後継としては高松宮記念父子制覇・スプリンターズSの春秋スプリントを果たしたローレルゲレイロ・キングの晩年にJpn2東京盃を連覇したキタサンミカヅキが種牡馬入り。
    ローレルゲレイロからは大物を出すことは敵わずも全日本2歳優駿2着のアイオライトが続き、厳しい立場は変わらずも直系を繋げることには成功している。

現役時代はとにかく気難しい馬で、好き嫌いばかりな上ちょっとでも気に入らないことがあるとすぐにレースを投げてしまうという、まさに「良血の我侭お坊ちゃま」のイメージどおりの馬だった。
(本作における「プライドの高いお嬢様」というキャラ付けも、この気性難を表現した結果である事がキャラストーリーにて読み取れる)
一方で気分よく走らせれば素晴らしい末脚を発揮する、間違いない素質馬でもあった。ウマ娘での固有スキルの発動条件も、それを反映したものになっている。ちょっとエンジンがかかるのが遅いきらいはあったが、そこまで再現しなくても…
3歳時にクラシック戦線を戦った後、勝利を求めて路線変更をした都合、あらゆる距離帯で走っているのだが、実はスプリント・マイル・中距離・長距離全てのGIで掲示板入りを経験しているという、地味ながら恐ろしい記録を持つ。おかげで距離適性が迷子に。
G1勝ち鞍こそ1つに留まったが、猛者が揃った98世代と適性外の距離で戦い続けながらも食らいつき続けていたその走りは、決して他の同輩たちにも劣っていない事を証明している。
JARのCMでもネタにされていた通り首の高い粗削りな走法も特徴的であった。これは産駒にも受け継がれているそうである。

2019年3月19日、キングヘイローは老衰のため24歳でこの世を去った。自身が制覇した高松宮記念の5日前の出来事であった。

一方、キングヘイローの最初の相棒だった福永祐一も徐々に頭角を現し始めG1を始めとした重賞勝利数も増えていった。
特に2005年にはスペシャルウィーク産駒のシーザリオで優駿牝馬・アメリカンオークスの日米オークスダブルタイトルを獲得している。
そして何の因果かアニメ1stシーズンと同年の2018年、ワグネリアンに騎乗して見事日本ダービー初制覇、自身19回目にして「福永家」の悲願を成し遂げた。
キングヘイローのウマ娘化と98年ダービーが取り上げられた年にまさかの副次的効果が生み出された格好である。
福永騎手も勝利騎手インタビューでワールドエースやエピファネイアなどと共にキングヘイローについても言及しており、思い入れの最も強い馬である事が伺える。
そしてキングヘイローの訃報が報じられた直後の高松宮記念では福永祐一がミスターメロディに騎乗し、キングヘイローに勝利を捧げた。
さらに新型コロナウイルスのパンデミックに揺れた2020年にはコントレイルと共にジョッキーとしてクラシック三冠という偉業を成し遂げた。
福永騎手は思い出深いレースとしてディヴァインライトに乗ってキングヘイローの2着に敗れた高松宮記念を良く挙げている。「なんで自分の手で勝たせてやれなかったんだろう」という気持ちが強かったという。
アプリ版ウマ娘が開始した2021年には日本ダービーでもシャフリヤールと共に、無敗の2冠と横山武史騎手のダービー最年少制覇がかかったエフフォーリア*4に勝利し、同年スプリンターズステークスでもキングヘイローの孫ピクシーナイトで勝利。
その後も、落馬事故による怪我を乗り越えて活躍していたが、2022年12月に調教師試験に合格。
日本の競馬制度では調教師と騎手は兼任できない為(調騎分離)、2023年2月をもって騎手を引退し、調教師として新たなスタートを切ることになった。そして開業祝いとしてコントレイル産駒を預けられることに。2024年8月のCBC賞にて調教師として重賞初制覇。

そしてアプリ配信となった2021年あたりから前述のピクシーナイトやフォワ賞を制したディープボンド等母父キングヘイローの馬が次々と覚醒、特に父方ディープインパクト系列との相性が良かったらしく国内外問わず成果を出し「母父キングヘイロー」が一気に注目の的に。
2022年天皇賞(秋)でも母父キングヘイロー、父キタサンブラックのイクイノックスがラスト300m付近からキングの血を彷彿とさせる抜群の末脚でパンサラッサの大逃げを差しきって自身の初G1勝利を飾り(ちなみに次走の有馬記念でイクイノックスが勝った際の2着馬ボルドグフーシュの鞍上は福永祐一騎手で有馬記念制覇のラストチャンスであったが、皮肉にも高松宮記念よろしくキングヘイローの血統に阻まれることに…)、以降も世界最強の名に恥じない化物じみた活躍を続け日本馬最高レーティングを更新。地味にキタサンも父がディープ全兄のブラックタイドなのでこちらとも相性が良かったようだ。
また2023年秋にはキングズソードがJBCクラシックを制覇し、母父として初のダートG1級競走勝利も上げ、翌2024年には帝王賞*5を制した。
2023年12月時点のBMS(母父)リーディングランキングは6位、しかも他の上位馬が軒並み出走頭数が少なくても200頭ほどというの中でキングは83頭のみ。つまりキングは優れた成績を出す馬が出る確率が極めて高かった事が統計として表れているのだ。
相棒も子も孫も。彼らもまた「一流」を証明し続けている。

主な重賞出走着順鞍上備考
1998 皐月賞(GⅠ)2着福永祐一1着:セイウンスカイ 3着:スペシャルウィーク
1998 日本ダービー(GⅠ)14着福永祐一1着:スペシャルウィーク 4着:セイウンスカイ
1998 菊花賞(GⅠ)5着福永祐一1着:セイウンスカイ 2着:スペシャルウィーク
1998 有馬記念(GⅠ)6着福永祐一1着:グラスワンダー 4着:セイウンスカイ 5着:エアグルーヴ
1999 安田記念(GⅠ)11着柴田善臣2着:グラスワンダー 3着:シーキングザパール 13着:シンコウウインディ
1999 宝塚記念(GⅠ)8着柴田善臣1着:グラスワンダー 2着:スペシャルウィーク 5着:マチカネフクキタル
1999 天皇賞(秋)(GⅠ)7着柴田善臣1着:スペシャルウィーク 5着:セイウンスカイ
1999 マイルCS(GⅠ)2着福永祐一
1999 スプリンターズS(GⅠ)3着福永祐一
2000 フェブラリーS(GⅠ)13着柴田善臣
2000 高松宮記念(GⅠ)1着柴田善臣2着:ディヴァインライト(鞍上:福永祐一)
2000 安田記念(GⅠ)3着福永祐一
2000 スプリンターズS(GⅠ)7着柴田善臣
2000 マイルCS(GⅠ)7着柴田善臣1着:アグネスデジタル
2000 有馬記念(GⅠ)4着柴田善臣1着:テイエムオペラオー 2着:メイショウドトウ

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最新の20件を表示しています。 コメントページを参照

  • 誕生日おめでとう! -- [.KsKwFvxkgA] 2021-04-28 (水) 00:00:19
  • 9時間しか祝えなかったけどおめでとう!! -- [DzVdnLJVbdo] 2021-04-28 (水) 22:17:37
  • 誕生日に予定空けて待ってるキングが可愛すぎた… -- [SBtG.krtELA] 2021-04-30 (金) 12:32:42
  • ラストの有馬見るとすごいな、後ろでポツンと走ってたはずなのに一瞬で包囲網の横を爆走して前に突っ込んできてるわ -- [SBtG.krtELA] 2021-05-31 (月) 02:24:25
  • 誕生日おめでとうございました!今年は無事だったな! -- [nS2oLLrlycE] 2022-04-28 (木) 23:13:43
お名前: Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White

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*1 キングヘイローの最初の主戦だった福永祐一の父・福永洋一が、ハルウララが所属していた高知競馬場のある高知県出身という繋がりがあり、2010年には高知競馬にて「福永洋一記念」が創設、祐一も協賛金を提供するなどで関わっている。
*2 漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」企画構成の伊藤隼之介氏(当時・TOHO animation、現QROUT)
*3 シリウスシンボリも出走している。
*4 エピファネイア産駒なのでシンボリクリスエスとシーザリオの孫。ある意味福永騎手と縁のある血統
*5 3着のディクテオンも母父キングヘイロー

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